親子の関係を変える!言霊の力を使って子供との関係を劇的に良くしよう
「言霊の力」という話を聞いたことありませんか?
言葉とは、ダイレクトに私たちの脳に影響を与えます。
どんな言葉を言われたかで、全く違う人格が出来上がってしまったりするのが言葉なのです。
今回は、言霊の力を使うことで子供との関係を良くする方法についてご紹介します。
言霊の力!植物に「大嫌い!」と言い続けた結果・・・
以前、教師をやっている友人からこんな話を聞きました。
植物に、 “大嫌い!”とかネガティブな言葉をかけ続けたら、ものの1週間くらいで元気がなくなって枯れちゃった。
みかんでも試してみたけど、カタくなって美味しくなかった。
でも、クラスの子みんなで“大好き”ってポジティブな言葉かけをした植物やミカンはみずみずしくて元気だったんだよ。
その実験をしてから、子供たちは友達にネガティブなことを言わなくなったの。
その時は
たまたまじゃないの?ちょっとそれ、ハナシ盛ってない?
と半信半疑で聞いていましたが、子育てをするようになってからあの話は本当かもしれないなと思うようになりました。
言葉の力は、私たちが思っている以上のもの。
「言霊」という言葉があるように、発する一言一言に霊力が、そしてその人の魂が宿るのです。
あなたが発した言葉は、思わぬ形で誰かの心を深く傷つけているかもしれません。
そしてその相手が子供であった場合、傷は古傷となっていつまでもその子を苦しめることになるでしょう。
言葉は面白いほどに子供の心に響く
思い返してみれば、私も幼児の頃はよく周りのオトナ達に「グズ」だの「のろま」だのヒドイ言葉を浴びせられていました。
早生まれで身体も気も小さかった当時の私は、同じことをやっていてもいつもみんなに置いて行かれて、なんでもかんでもびりっけつ。
ただでさえ
自分はダメなんだ
というネガティブ思考が定着しつつあったところに、園の先生が(半分は冗談だったんでしょうけど)「いつも芋虫さんだねえ~」とか「ノロマさん」なんてからかったものだから、私はすっかり萎縮してしまったのです。
その後遺症は実は今でも残っていて、社会人生活の中でも
- 馬鹿にされること
- けなされること
- 置いていかれること
に対して必要以上に過敏になってしまう自分がいます。
おそらくみなさんも、なにかしらの形でそういった「言葉によって負った古傷」を抱えて生きているのではないでしょうか。
一方、ポジティブな言葉には人を強くする力がありますね。
例えば、何か子供にお手伝いをして欲しい時、
助かるなあ
○○ちゃんがいてくれて本当に良かったなあ
やっぱり5歳は違うねえ!
と持ち上げると、張りきってやってくれたりしませんか?
ちょっと自信がないこと、難しいことでも、「○○ならきっとできるよ」「失敗しても大丈夫だよ」という言葉があれば怖がらずに立ち向かっていきます。
それは、言葉の魔法。
誰かに言葉をかけるということは、その人に魔法をかけるのと同じような意味があるんですよ。
相手が子供であれば特に、怖いくらい素直にその魔法を受け止めてしまうのです。
心を栄養不足にしないために。
くだんの友人のクラスでは、その実験以降、一人一つずつ植物を育てることを始めたそうです。
そして毎日、水をあげる時にポジティブな言葉をかけるようにしているんですって。
最初は気恥ずかしそうにしていた男子生徒も、「頑張れよ」とか「ありがとう」とか、照れずに言葉をかけられるようになったそうです。
もちろん植物にとっての栄養は水や肥料ですし、それがなければ成長していくことはできないでしょう。
しかし、同じように言葉にも栄養分があり、それは目に見えない形で人やモノを癒し、育んでいるのです。
たとえ誰かの言葉で深い傷を負ったとしても、その傷は言葉の力で癒すことができるはず。
だからこそ、私たちは常に自分の言葉には敏感にならなければなりませんし、言葉という魔法を使う“魔法使い”としての自覚を持つべきなのです。
自分の子供が誰かを傷つける人になって欲しくない!
と思うのであれば、まずはお子さんの心を言葉の栄養で満たすことから始めましょう。
子供は上に伸びていこうとする生命力にあふれた存在なので、言った自分がビックリするくらい、ポジティブな言葉に反応して面白いほどストレートに言葉を返してくれます。
大好き、かわいいね、かっこいいね、よくできたね、頑張ったね、ありがとう・・・etc、
最初は気恥ずかしいかもしれませんし、うまくできないかもしれません。
でも、続けているうちにその言葉はきっと力を持ち始めるはず。
そしていつしか、自らが発した言葉に、そして子供から返ってくる言葉に癒されている自分自身に気づくことでしょう。
言葉の力は偉大です。
でも、誰でもいますぐにでも始められる「魔法」こそ、言葉の力なのです。
[mamanity]
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