【7日目/7日間で学ぶウェイト版タロット講座】スプレッドまとめ
タロットカードの大アルカナ、小アルカナの世界観を捉えた後は、実際に占ってみる段階です。
タロットカードを使って占うためには、「スプレッド」と呼ばれる形に並べることが大切になってきます。
スプレッドによって占えることが異なってきたり、何を占えるか?
も変わってきます。
タロットカードの基本を押さえた上で、実際にスプレッドを使い占って行きましょう。
タロット占いの基本
さあ、カードの概要をざっくりと覚えたら、実際に占ってみましょう。
タロットカードの解釈に「正解」というものはありませんので、あなたなりに感じたことを言語化するトレーニングを積むことがなによりも大事です。
それを繰り返すことで、自然とカードからのメッセージを受け取れるようになっていきます。
まずは、占う手順を確認していきましょう。
1・占いたいことを明確にする
タロットカードで何かを占うということは、カードの声を聴くということ。カードに質問して、答えをいただくという形になります。
最も重要なのは、どこまで具体的に質問できるか。
曖昧な質問には曖昧な答えしか返ってきませんので、とことん突っ込んだ質問をしたほうがわかりやすい答えをいただけますよ。
「AとB、どっちですか?」というくらいまで具体的に聞いてあげないと、カードは答えられません。
もし、占いの結果が逆位置ばかりだったとしたら、それは質問が明確になっていないのかもしれません。
2・カードを混ぜる
「カードをシャッフルする」とも言いますが、簡単にいうと78枚のカードを両手でよ~く混ぜることです。
まずは、トランプのカードを混ぜるように、まんべんなくシャッフルしてください。
十分に混ざったなと思ったら、一旦、深呼吸して気持ちを落ち着けて。
その後、諸説ありますが、「①時計周りに3回 → ②反時計回りに5回 → ③もう一度、時計回りに7回」のように自分なりのルールを決めてシャッフルしましょう。
3・カードをまとめる
シャッフルが終わったら、カードをまとめて一つの山にします。
4・3つに分ける
左手で、③の山を3つの山に分けます。
5・もう一度一つにまとめる
今度は、さきほどとは違った順番になるように、③で作った3つの山をもう一度一つにまとめます。
さあ、ここまでやったら、いよいよカードに質問していきますよ!
起承転結でわかりやすい!4枚引き
プロの占い師さんがタロット占いをしている様子をご覧になったことはあるでしょうか?
なにやら、複雑な形状にカードを並べて占いますよね。あの並べ方のことを、占いの世界では「スプレッド」といいます。
占い師さんによってカードからのメッセージを受け取りやすい配置というのがありますので、用いるスプレッドは様々です。
最初から難易度の高いスプレッドに挑戦するよりも、まずは「カードをまぜる」「まとめる」「並べる」という一連の手順に慣れるために簡単なスプレッドから。私がオススメするのは、シンプルな「4枚引き」です。
ひとつにまとめたカードの山の、上から7枚目、8枚目、9枚目、10枚目を左から順番に並べていきます。これは物事の起承転結を観るのに都合が良いスプレッド。
左から順番に、
- なぜそれが起こったのか(もしくはこれから何が起こるのか)
- その後、どうなるのか。
- 転機は?
- 最終的にどうなるの?
という物事の流れを簡単につかむことができるんです。
ほとんどの物事は起承転結でわかるので、個人的にはこのスプレッドがオススメですね!
タロットの定番といえば!ケルト十字
4枚引きで練習を重ねているうちに、徐々にカードの解釈に慣れ、結果の伝え方もコツがつかめてくると思います。
そうしたら、タロット占いで最もポピュラーな「ケルト十字」に挑戦してみましょう。一つにまとめたカードの山から、上から7枚目、8枚目、・・・と16枚目まで、合計10枚のカードを使うスプレッドです。
並べ方は、以下の通り。①から順番に並べていきましょう。それぞれの場所が持つ意味は以下の通りです。
- 問題の現在の状態。
- 問題の障害となっていること。試練。
- 質問者の表面的な気持ち。表に見えていること。
- 潜在的な気持ち。隠されていること。表から見えないこと。根本的な原因。
- その問題の近い過去の状態。
- その問題は近い未来にどうなるのか。
- 質問者の現在の立場。本音。
- 周りの状況。取り囲む環境
- 質問者の期待する結果
- 最終結果
このスプレッドは、自分が今現在置かれている状況や心理状態を見るのに最適な方法。自分自身の内面的な問題(悩み、迷い)を解決するのに向いているスプレッドであり、対人関係や恋愛について占う場合にはあまり適さない方法のようです。
問題を総合的に占う!ヘキサグラム
では、「自分のことだけではなく周りの人の気持ちも知りたい!」「問題をもっと多角的に占いたい!」という場合はどんなスプレッドが良いのでしょうか。
王道なのは、ヘキサグラム。占いたいことがそこまで明確ではない時、もっとその問題を掘り下げる意味でこのスプレッドが有効なのです。
一つにまとめたカードの山から、上から7枚目、8枚目、・・・と18枚目まで、合計12枚のカードを使うスプレッドです。
並べ方は、以下の通り。①から順番に並べていきましょう。それぞれの場所が持つ意味は以下の通りです。
- その問題の過去の状態
- その問題の現在の状態
- その問題の近い未来の状態
- 問題を解決するための対策①
- 問題を解決するための対策②
- 過去の周囲の状況
- 現在の周囲の状況
- 未来の周囲の状況
- 過去の質問者の状況、本音
- 現在の質問者の状況、本音
- 未来の質問者の状況、本音
- 最終結果
この方法なら自分だけではなく相手の状況や本音もわかりますので、恋愛がらみのお悩み相談にもオススメ。アバウトなこともなんとな~くわかるので、「とりあえず状況をざっくりと知りたい」という時にもよく使われるスプレッドです!
3枚引きスプレッド
過去・現在・未来
左から過去、現在、未来なのでとってもわかりやすく、どんな内容にも使える使いやすいスプレッドです。
※過去の部分を、現在に影響を与えてる事柄として読むこともできます。
こちらのスプレッドも基本のスプレッドなので、練習段階で使えるスプレッドになります。
二者択一スプレッド
- 現在
- Aを選んだ場合の未来
- Aを選んだ場合の結果
- Bを選んだ場合の未来
- Bを選んだ場合の結果
- アドバイスカード
AとBと迷っています。
という質問をされる事って結構よくあります。
例えば、A君とB君、どっちとお付き合いすればいいのか決められません。という質問は意外と多かったりするものです。
タロットカードは、そんな質問にもとっても適しています。
潜在意識と繋がって答えを導き出してくれるのがタロットカードなので、潜在意識下ではどう考えているのか?
カードを通して浮き彫りになっていくからです。
どっちにしようかな?リーディングには、Aを選んだ場合の結果、Bを選んだ場合の結果までわかるので、とても適したスプレッドと言えるでしょう。
ホロスコープスプレッド
西洋占星術の1〜12ハウスに対応したスプレッドです。
13枚目はまとめになります。
※このスプレッドは、1から12月までの占いとしても使えるスプレッドです。
毎年1回、ホロスコープスプレッドで来年の運勢を占ってみるのも良いですね。
- 自分自身のこと、性質
- 金銭、所有
- 知識、コミュニケーション
- 家族、身内
- 恋愛、娯楽
- 仕事、健康
- パートナーシップ、結婚
- 与えられたギフト、潜在意識
- 旅行、哲学
- 天職、名誉
- 夢や希望、仲間
- 無意識
- まとめ
馬蹄の形をしたスプレッド。
状況を把握したい場合に向いてるスプレッドで、現状と未来への流れについて占うことができるスプレッドです。
- 過去
- 未来
- 近未来
- 行動、対策
- 周囲の状況
- 現状に対する障害
- 最終結果
生命の樹スプレッド
カバラの生命の樹に合わせて展開するスプレッド。
人生の転機、人生の使命などを占うのに適したスプレッドになります。
- ケテル 人生の目標
- コクマー エネルギーの状態
- ビナー 乗り越えなければならない試練
- ケセド 有利に働くこと
- ゲブラー 手放すべきもの
- ティファレト 達成できる夢や目標
- ネツアク 対人関係
- ホド 仕事で出せる結果
- イエソド 無意識、目に見えないもの
- マルクト 現状
最初のうちは、「どこに並べればいいんだっけ?」と思ったりしますが、慣れたらこの場所のカードが何を意味しててということは分かるようになっていきます。
後は練習あるのみです。
タロットリーディングのオススメ練習法
タロットのスプレッドは、本当に色々あります。
最初から色々試してみたいと思うこともあるかもしれませんが、本当の初心者の方は、まずは1枚引きから試してみましょう。
「ワンオラクル」と呼ばれてる手法で、いつでもどこでも気楽に1枚カードを引くだけでリーディングが可能です。
毎日1枚引くだけでも練習になります。
オススメの練習方法は、朝1枚自分のためにカードを引きます。
どんな1日になるでしょうか?
何かアドバイスはありますか?
などの質問をタロットに投げかけます。
そして、夜に朝のリーディングの答えあわせをします。
「なるほど、あのカードはこういう意味だったのか。」ということが分かるようになていきます。
その日のうちにわからなくても、日が経ってから気づくことがあったり。
それもタロットカードの醍醐味です。
これを続けていくうちに、直感が働くようになりタロットのスキルも上がっていくはずです。
スプレッドは、たくさん知ってれば知ってるだけいいという訳ではありませんが、たくさん知っておくことによって色々使うこともできます。
まずは全てのスプレッドで練習してみると良いでしょう。
占う事柄によっても、合うすブレッド合わないスプレッドがあるということに気づけます。
こちらでご紹介したスプレッドは、もちろんウェイト版タロットカードのみならず全てのタロットカードでのリーディングに使うことができます。
色々使っていく中で、相性の良いスプレッドもできてきます。
自由自在に操れるようになると、とっても楽しいタロットリーディングができるようになって行きます。
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