【5日目/7日間で学ぶウェイト版タロット講座】小アルカナのソード世界を全て解説

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小アルカナの世界は、ワンド、ソード、ペンタクル、カップの4つで構成されています。

今回は、風を象徴し知識の意味合いを持つソードのスートについてみて行きましょう。

どんなスートなのか?
全体的な意味を捉えていくことで、1枚1枚のカードを覚えなくてもリーディングが出来るようになって行きます。

小アルカナのソードのスートはどんな意味合いのスートなのか?
解説して行きます。

容赦ない力で戦いへと導かれる ACE~5

容赦ない力で戦いへと導かれる 1~5のカード画像

SWORDSは、四元素では「風」を象徴するスートです。

まずエースですが、これはトランプでいうと「スペードのエース」と同じ意味を持っていて、「不吉な札」「悪札」という位置づけになるようです。何もないところから剣が現れる様が描かれていますが、この剣は肉体だけではなく人の心までもを刺し殺すような恐ろしい力を持っていると言われているんですよ。
何もないところから戦いが生まれる。突然、戦いに行くように強いられる・・・そんな意味に解釈できますね。WANDSのように「自分の意思で」そうするのではなく、「やらされる」「そうせざるを得ないような流れになる」というのが特徴的です。
さて、戦いに行くことのは仕方がないことだとしても、せめて戦い方くらいは教えて欲しいですよね。でも、それすらも教えてもらえない。敵がどちらから攻めてくるのかもわからないし、この剣をどう使って戦ったら良いのかもわからない。
そんな状態なのに、「前から攻めるか、それとも後ろから?」って聞かれてもわからないよ!・・・という状態を表しているのがSWORDS2のカードです。目隠しをされていますので、なにをどうしたら良いのかさっぱりわからないんですね。
とはいえ手にした2本の剣で全体のバランスが取れた状態であることは確か。ゆえに、「バランス」「調和」といった意味にも解釈することができるカードです。
そうこうしている間に戦いは始まってしまいました。人を殺めることは、精神的にもかなりダメージが大きいはず。SWORDS3は、戦いによってめちゃめちゃ傷ついた心を表しているのです。
一方、四元素の「風」には「言葉」という意味もありますので、言葉によって深く傷つけられるという意味にも解釈できます。このカードが出た時は、誰かの批判や批評によって深く傷つけられるようなことがあるかもしれませんね。
そして、次のSWORD4。男性が横たわっている様子が描かれていますので、「えっ!戦争で死んじゃったの?」と思われるかもしれません。が、彼はただ休んでいるだけ。戦いの合間に休養を取っているんです。
というわけで、このカードが出たら一旦、停止。目の前の問題からちょっと離れてみると良いアイデアが浮かぶかもしれませんよ。「ちょっと休憩したほうがいいんじゃない?」というタロットカードからのメッセージとも受け取ることができます。
十分な休養を取った後、彼は戦場へ。SWORD5は戦いに勝ったことを表しているようですが、あまり明るい雰囲気ではありませんよね。というのも、彼は残忍な手を使って力づくで勝利を手に入れたからです。あまり後味のよろしくない勝利、だから空模様も不穏なのでしょう。
SWORD5のカードが出た時は、自らの言動が利己的になり過ぎてはいないか自省してみることが大事です。

因果応報。やったらやり返される! 6~10

因果応報。やったらやり返される! 6~10のカード画像

ちょっと汚い手を使ったものの、勝利は勝利。彼は戦利品を持ち帰ることに成功します。SWORDS6には、戦利品や捕虜を得て自分の国に戻る様子が描かれています。「困難から脱出する」「安全な方向に進む」と解釈されることが多いですね。
ちなみに、このカードが出たタイミングでボーナスをしっかりもらって転職する方も多いです。
さて、戦利品を得て国に帰ってきたわけですが、SWORDS7ではその戦利品を盗まれてしまいます。カードに描かれている男性はほくそ笑むような表情を浮かべて剣を盗み出そうとしていますが、なぜか2本は残してありますよね。これもきっと、なにか企みがあってのこと。「計算づくの行動」「策略を練る」という意味にも解釈できるわけです。
とはいえこの戦利品だって敵から盗んだものですから、盗まれたって文句はいえないはず。結局、盗んだものは盗まれますし、人を傷つければやり返されるんですよ。
そうこうしている間に、盗みを働いた彼は結局捕まってしまいます。その結果が、SWORDSの8。目隠しをされ、手を縛られて水辺に立たされていますね。周りには彼を取り囲むように剣が立てられています。まさに、囚われの身。
ですが、よく見ると足は縛られていませんよね。手を縛っている紐もそれほどキツイわけではない。つまり、逃げようと思えば逃げ出せる状況にあるわけです。自分では「束縛されている」「逃げられない」と思い込んでいるかもしれないけれど、実際はそうでもないかもしれないよ・・・と、カードは教えてくれているんですね。この場合の束縛や拘束とは、物理的なものというよりも精神的なものであることが多いようです。
なんだか暗い雰囲気のカードが続きますが、次のSWORDS9もどんよりしたオーラをまとった1枚。女性がベッドで顔を覆っている様子が描かれています。彼女は実は笑っている!・・・という可能性もありますが、タロットの世界では「泣いている」「悲観に暮れている」と解釈されることがほとんどで、長く続く精神的苦悩や未来への絶望を象徴するカードとされているのです。
そしてたどり着くSWORDS10。男性が10本の剣で刺されて惨殺されています。SWORDS7からの流れを振り返ってみると、
「戦利品を盗んだら捕まっちゃった!
→ 罪悪感はあるから、本当は逃げられるけど足が動かない。
→ なんだかんだで、盗みを働いたことや盗みをしたことに対する罪悪感にさいなまれて
→ 最終的には殺されてしまう」
というストーリーで、やはりWANDSと同様、バッドエンド!戦いは、結局、何も実りは生み出さないということですね。

コートカードの解釈は「知識」がキーワード!

コートカードの解釈は「知識」がキーワード!のカード画像

では、SWORDSのコートカードが持つ意味について見ていきましょう。

SWORDSのスートは「情報」「知識」「言葉」を表しています。そして、コートカードは「人物」を表すことが多いと言われていますので、両方を合わせて解釈していきます。

SWORDS ペイジ

剣を両手に持って、ちょっと警戒しているような様子を見せている少年。彼は明晰な頭脳と、スピーディーにかつ柔軟に動ける抜群の行動力を備えています。

このカードが出た時は、頭のキレる年下の男性に助けられるような出来事があるかもしれません。

SWORDS ナイト

聡明な男性を意味するこのカード。風を切って進む馬と騎士の様子から、物事がスピーディ―に変化していく兆しを表しているとも解釈できます。

このカードが出た時は、恐れずに困難に体当たりしていくくらいの勢いが必要かもしれませんよ。

SWORDS クイーン

頭のいい女性、頭のキレる女性を表すカード。彼女は、いつでも情を断ち切った合理的な言動ができる人なのです。

しかし、キビシイ表情ばかりしていたら周りから人が離れてしまうかもしれませんよ。自分を守るのもほどほどに・・・!たまには自分の弱みをさらけだしてみましょう。ちょっぴり、生きることがラクになるんじゃないでしょうか。

SWORDS キング

キレ者の上司を象徴するカード。公私ともに知性や判断力に優れた男性とご縁があるでしょう。

男性がリードする恋、亭主関白な傾向のある男性との出会いとも縁の深いカードです。このカードが出た時は“オレ様気質”な男性との恋が始まる予感も!この場合は、あまり我を通さず相手のペースを優先させてあげると関係も安定します。

信頼できる上司やビジネスパートナーを得られる暗示とも解釈できますね。


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